♪ご家庭での練習とそれに必要な楽器

 

上達するには、やはりご家庭での練習が大切になってきます。

 難しくなればなるほど、たくさん練習をすればそれだけ早く上達しますので、できれば早い段階からご家庭で練習できる環境を作っていただくことをお勧めしています。

 

とはいえ、レッスンで使っているピアノと同じものは置く場所がない!音漏れが気になる、楽器屋さんに行っても種類がありすぎてどんな製品を選んだらよいかわからない...といった悩みが出てくるでしょう。

 

 もちろん楽器屋さんに相談すればいろいろ教えてくれると思います。お店のオススメ製品や人気の製品などもあると思います。

ここでは、楽器屋さんで扱っている主な鍵盤楽器とその特徴、どんなものを選んだらよいかをピアノインストラクターの視点で書いてみたいと思います。

 

アップライトピアノ・グランドピアノ

 

当教室のレッスンで使用している楽器はアップライトピアノと呼ばれるものです。四角い形で弦が縦に張ってあり、ハンマーが弦を叩いて鳴らす構造のアコースティック楽器です。

また、コンサートで使用されるような、反響板がついていて弦が横に張ってあり奥行きのあるタイプはグランドピアノと呼ばれ、アップライトピアノよりもより細やかで繊細な表現が可能です。

いずれにしてもアコースティック楽器で鍵盤には木の重みがあります。指の動きのままに自由な表現が可能です。普段からこちらを使用できるのなら何も言うこ とはありません。ですが値段は高価で大きな楽器です。動かすには大人の男性2人から3人の力が必要です。音漏れや重量を心配される場合は難しいかもしれま せん。

 

電子ピアノ

 

 ピアノを指導される方の多くは「アコースティックピアノと電子ピアノはまったく違う楽器です」と強くおっしゃるでしょう。

 確かにアコースティックピアノに対して電子ピアノは電源が付いており、その名の通り電子音が鳴ります。直接弦を叩いて鳴らすわけではないという意味では根本的に異なる楽器と言えます。

 一昔前、電子ピアノという楽器は一般的に浸透しておらず、とてもシンプルな作りで値段も高価なものでしたが、現代においては様々な理由で電子ピアノの方が ご家庭用の楽器としての需要が高まっています。そのため、各メーカーとも電子ピアノの生産に積極的になり、今日では実にたくさんの電子ピアノが市場に並ぶ ようになりました。しかも性能の良い製品がより低価格化しています。主なメーカーは以下のとおり。

 

・YAMAHA(言わずと知れた楽器メーカーの老舗)

・ROLAND(電子楽器の代表的メーカー)

・KAWAI(ピアノに特化した知名度のあるメーカー)

・KORG(こちらも電子楽器を多く生産)

・CASIO(お求め安い価格から展開する機械メーカー)

 

 

 どれもヘッドホンが使用可能であり、音色、タッチともに、よりアコースティックピアノに近づいた表現が可能になってきています。

 

 お値段はざっと30,000円~600,000円ほどで実に様々!寿命は家電製品と同じように考えていただいて構いません。でも10年以内に壊れてしまったという話は聞いたことがありません。

 

 基本的な練習として使用する場合は、長く使用することを前提に70,000円~200,000円の ものを選んでいただくと良いと思っています。これくらいの価格帯であれば、ピアノ同様に鍵盤が88鍵あり、3本のペダルが付いています。これなら途中で買 い換えることなく使っていただけます。上達し、表現力が必要になった時、速いパッセージを弾くようになった時、これくらいの価格帯の電子ピアノであれば、 細かいタッチにまで反応できる感度を備えているため、ストレスなく演奏する事ができると思います。

 

 電子ピアノの中でも、リズムに合わせて演奏したり、様々な音色を使用したりするなら200,000円~の上位機種が対象です。基本の機能にプラスして多機能型の飽きない楽しみ方ができます。

実際のところ、電子ピアノとキーボードで悩まれる方が多いのですが、オススメとしては電子ピアノです。ご予算もあると思いますのでこちらを参考にしつつ、納得のいくお買い物をして下さいね。

 

キーボード

 

 電子ピアノよりも安価です。鍵盤数は少なめ、タッチは強弱のつかないものが多いですが、リズムや音色はたくさんの種類搭載しています。本来の用途として、 バンドで使用したり、一人でバンドのような合奏を実現させるためのものですので、ピアノの練習用として使用するには上達につれ少々難が出てくると思われま す。

 

シンセサイザー

 

 100,000円~といったところでしょうか。キーボードの機能をより高度に使用する楽器と言えます。「電子工学的手法により楽音等を合成する楽器」と定義付けられており、音を編集したり独自のものを作り出すことが可能です。



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