♪発達とそれに合わせたアプローチ

子どもの発達

 

 手の指全部が硬い骨になるのは、12歳頃と言われています。

親指から順にしっかりした指になっていくのは外から見てもはっきりわかります。

 しかし骨そのものはだんだん太く硬くなっていっても、つまり指が大きくなったように感じられてもそれらの骨をつなぐ関節は同じような速度で成長するわけではないようです。

 それを含めて成長が完成するのが、12歳頃と考えられているようです。

 

 日本では「早期教育」とか「英才教育」などという、年齢の低い頃からピアノを弾かせないと技術が身につかないという考えがあるようです。

 一方、ほとんどの北米のピアノテキストは、6、7歳をピアノを弾き始める年齢と考えて作られています。

 

 本格的なレッスンとしてピアノをスタートするのは56歳が一般的です。

ピアノを弾き始めるには手が一番大きな条件だけれども、子どもの心身の発達段階を 踏まえると、音感を養う上では23歳から始めることができると言えます。そこではピアノに合わせて歌ったり身体を動かしたりすることがメインになってき ますが、音楽の導入としてとても大切な要素です。

 どのようにすることが正式なピアノレッスンかという決まりはないので、何歳からでもピアノを始めることはできます。

 

耳の発達と手指の発達

 

 子どもは、手指の発達よりも耳の発達の方がぐっと早く終わります。

胎児のうちに、ほとんど機能は整ってしまうのだそうです。

ピアノレッスンでこの事を生かすことは出来ないのでしょうか。

 「絶対音感」という言葉はよく知られている言葉ですね。絶対音感を身につけるに は、音をぼーっと聴いて刷り込むことが可能な2歳くらいに始めるのが理想的だと言われています。3歳を過ぎると、音を比べて聴く相対的聴取が始まります。 相対音感を先に持った場合は絶対音感はつきません。

 絶対音感と相対音感の両方がついて、いい耳になると言えるでしょう。しかし、ピアノを弾く上では絶対音感が必ず必要なわけではありません。
聴音訓練をすることで、聴いた音、リズムを楽譜に表すことができるようになります。それを行うには、楽典の知識も必要になってきます。聴いたメロディーや ハーモニーを楽譜として書く作業は訓練することで可能になり、そこに絶対音感は必要不可欠なものではありません。

 

オクターブが弾けるようになったら

 

 レッスンで、子どもの手が急に大きくなったように感じられるときがありませんか?

小学5年生あたりの年頃が、身体とともに一段と大きな手になる頃でしょうか。大きさだけでなく骨もしっかりし、1つずつの指もかなり独立して動かせるようになってきます。

 なかでも、オクターブが弾けるというのは、レッスンでは大事件です。

オクターブとは、わかりやすく言うとドから次のドまで。この音程を手を広げて片手で一度に弾けるようになると、レパートリーはグンと広がります。

 オクターブをあしらった曲の華やかなこと、壮大なことは、ピアノ曲の名曲でご存じでしょう。



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