ピアノと天気の関係って?

 ピアノ楽器は、実はとても繊細なのです。雨が降った日や、熱く蒸し蒸した日に、 ‵あれ?今日は少し弾きにくく感じるかも’ と思うことはありませんか?

 これには様々な原因がありますが、一般的には「湿気や乾燥」によるものであることが多いのです。

 特にピアノはヴァイオリンやギターなどのように演奏をするたびに調律を行うことができないので、部屋の空調管理には、注意が必要です。

◇湿気と乾燥

 ピアノは湿気にも乾燥にも敏感で繊細な楽器です。調律師さんによると、目安として湿度:40~60%を保つことがピアノの環境としてベストであると言われています。

 特に以下の環境でピアノを扱うと、調律がすぐに狂ってしまうほかに、ピアノの響板などで使われているフェルトや木材が変動してしまうこともあります。

 

☆冷暖房の風がピアノに直接あたってしまう所

☆直射日光がピアノに当たり続けてしまう所

☆防音室等で風の循環が全くなく、常に密室である所 etc....

 

できる限りこのような状況を避け、ピアノに負担をかけないよう心がけましょう!

 

1.湿気

 

 湿気の多い梅雨の時期などは、乾燥材を使用し、じめじめした環境を緩和します。また、エアコンの除湿機能、除湿器などの使用も効果があります。

 そして、カラッと晴れた日には、換気をし、空気の循環をすることで、湿気の環境を防ぐことが可能です。時には、ピアノの屋根や鍵盤の蓋も開けて、密閉空間を開放しましょう。

 

※「乾燥材」は効果をなくし、湿ってしまったものをピアノに入れ続けると、逆に湿気の環境を作り出してしまうので常にチェックが必要です。

 

2.乾燥

 

 乾燥しがちな冬などにも注意が必要です。冬は、寒いためについつい換気を行うのをためらいがちです。しかし、エアコンや電気ストーブの使用により、温度変化が激しくなるため、ピアノにとっては大敵な環境となってしまうのです。

 

 また、結露ができてしまう状況が続くと、ピアノがさびてしまうこともあります。冬でもできる限りの換気を心掛け、乾燥状態が継続する場合は、加湿器を使用します。加湿器は、過度な使用は避け、徐々に加湿してください。

 ピアノは意外にも天気に左右されてしまう楽器なのですね…。まるで生き物のようです。

 ピアノとずっと仲良く付き合っていくためにも、気づいた時にピアノをいたわってあげましょうね。

 



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